温故知新

日曜日、日本中医薬研究会の事業に参加しました。
75歳になる山岡元会長をはじめ、過去に要職を務めた諸先輩方から、設立当初の貴重な話を聞きつつ、今後の会としての方向性も考えていく、という内容で、非常に勉強になりました。

日本中医薬研究会は1987年の設立です。
私が15歳の時になりますね。
今では考えられませんが、中国北京の人民大会堂で設立式典が行われました。
当時の中国はまだ発展途上、必然的に日本と中国の間の貿易等経済の交流は少なく、人の行き来も少なかったそうです。
しかし日本中医薬研究会は日中の友好を深めることを目標の一つとして設立され、いわば日中交流の先駆者となったのです。
ちなみに1980年代に中国との関係を密に出来たのは、貿易会社であったイスクラ産業さんの力によるところが大きく、その関係性があってこその日本中医薬研究会誕生でした。

ただ当時の時代背景は今とは異なる部分も多く、山岡元会長は大変なご苦労をされたとのことです。

先生方が作られたすばらしい会を、今後も情熱を持って守っていかなければならないことを改めて感じました。
それが、これから末永く、理論に基づいた漢方薬を提供することに依って、多くの方の健康を守ることにつながると考えています。

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